相続
成年後見制度を活用した事例
ご相談内容詳細
埼玉県にお住いの男性の方からのご相談
神奈川県にご高齢のご親族がお住まいで、金銭的援助を度々行っていました。
最近では物忘れも酷く、お金の管理もままならず、自宅マンションの管理費滞納や、日々の生活費をクレジットカードで支払う等、金銭的援助にも限界を感じていました。
月に数回は自宅にいき、身の回りの事でも支援していましたが、相談者様もご高齢で、体力的に継続は難しいとのことでした。
ご本人様の自宅マンションは数年前に購入したもので、資産と判断され生活保護も受けられない状態で、どうしていいのかわからない状態でした。
解決に至るまで流れ
先ずは後見申立を行い、各関係者と連絡を取り、支払等の延期の相談をし、後見開始の審判確定の後、本人並びに各関係者との協議を重ね、自宅マンションを売却の後、介護施設への入居、その後は生活保護の申請を行いました。
担当事務所より一言
ご本人様のご納得いただける施設にも入居でき、無事生活できており、相談者様も安心しております。
このように財産が不動産の場合は、生活保護を受けられず、そのまま認知症になってしまった場合、施設に入所する際のお金の用意も大変なケースが多々あります。
この場合は、専門家にご相談いただくことで、解決までもスムーズです。
この記事の著者
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司法書士
土屋 顕大
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